[LINE][Facebook][Twitter]など、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と呼ばれる楽
しく便利なツールがみなさんのまわりには、あふれています。多くの人とコミュニケーションがと
れるサービスは、とても魅力的です。
しかし、人と人とのつながりを深め・サポートするコミュニティー型 web サイトは、楽しい反面、
多くの危険がひそんでいます。
また、これらのサービスによるトラブルが後をたちません。みなさんのまわりに、これらのサー
ビスでのやりとりが原因となり、人間関係が悪くなったり、トラブルに巻きこまれた友だちはいま
せんか。
もう一度、どのようなことに気を付けなければいけないのか、どのような使い方が危険なの
か、考えてみましょう。
今年に入って、LINE を悪用したり、LINE がきっかけの様々な事件が多発しています。
LINE はスマートフォンを中心としたメッセージ・無料電話サービスで、国内利用者はすでに
4,700 万人を突破。スマートフォンでのコミュニケーションツールの定番となっています。
LINE をきっかけとする事件は年々、増えており、未成年者が被害者になるものも多く発生し
ています。IDさえあれば、電話番号やメールアドレスを知らなくても直接やりとりができるため
見知らぬ人にIDを知らせることによってトラブルに発展しやすくなります。
LINE 利用者の対策としては、 ID は設定しない または 見知らぬ人に ID を教えない(公開
しない)ことが大切です。LINE はもともと、見知らぬ人との交流を目的として作成されたもので
はないため、対策の甘さも指摘されています。
「LINE」ユーザーは特に若年層に多く、中高生などは「グループ」をつくって実際の友達と交流を
深めていることが多いようです。しかし、このグループが、現在では悪質なネットいじめが行われる
場にもなっているようです。
実は「LINE」にはグループのメンバーを強制的に退会させる機能があります。この仕組みがインタ
ーネット上で「仲間はずれ」をつくるものとして利用されており、現実の学校生活の中でもこのこと
がきっかけで友人関係がうまくいかなくなったりしている事例も多く出てきているようです。さら
に、従来の掲示板などと同じようにそのグループの中で特定の人物に対しての誹謗・中傷が行われ
ている状況も問題視されています。